アヌサラヨガの特徴

アヌサラヨガは人生を肯定的に生きるための指針を与えてくれるものだと思っています。
最初からこうしなさいと決めつけるのではなく、自分が普通の生活を送りながら肯定的に生きて行けるように導いてくれるものです。

アカデミックに言えば、現実社会に生きながら、「大いなる自己」とか「大いなる意識」といった精神的な深みを探っていくことです。

 

他のハタヨガの流派とは違う、アヌサラならではの特徴は、タントラ哲学の存在があります。

タントラ哲学では、今生きていること、そこに存在していることに喜びを感じ、それを讃えます。

 

なんとなくヨガのバックグラウンドとして付随しているのではなく、その哲学に常にぴったり寄り添っているのがアヌサラヨガの大きな特徴です。
その哲学と、「アラインメントにおける普遍的原則」という明確で洗練されたテクニックと、それを学び、お互いに励まし合い深め合う仲間が集うコミュニティ、この3つがアヌサラヨガの基盤を形成しています。

 

タントラ哲学は8~9世紀に生まれたと言われていますが、それまでの伝統的なヨガの修行は、動物の肉を食べない、お酒を飲まない、男女の交わりを抑制する、ひとり山にこもるといった、簡単に言えば通俗的なものから離れるという教えのみによって自己という存在の意味を深めていくものでした。

 

では、その反対のことをやったらどうだろうというのがタントラの始まりだったようです。

お肉を食べ、お酒を飲み、仕事や家庭を持つという風に、まったく逆のアプローチをしたらどうなるだろう。

 

それでも自己の存在の意味を深めることができるかを探った人々がいたわけです。
そこで重要なのは、それまでのヨガが人間としての存在を超えることをめざしたのに対し、人間である存在価値を認め、それを祝い讃えたことです。

 

ポーズによって深く呼吸すること

ストレスや運動不足などの偏った生活習慣により、慢性的に呼吸が浅い人は少なくない。
呼吸が浅いと、体内の細胞は酵素不足になり、不調の大きな原因となる。
まず、一つは新陳代謝の低下。
食事で取り入れたものをエネルギーとして燃焼させるためには酸素が必要。

 

例えば、暖炉を想像してみて。
薪に火をつけるだけではなかなか燃えないが、そこに十分な空気を入れると、たちまち炎が上がりだす。
体内で起こる現象もこれと同じ。
いくらバランスのいい食事をしたところで、栄養素が酸素と結びつかないとエネルギーには変化せず、新陳代謝の低下になる。

 

そして二つ目は、食べ過ぎ。

酸素が不足すると、内臓の働きをつかさどる自律神経の働きが狂ってしまう。
すると、感覚が鈍り体の求める以上のものを食べてしまう。
食べ過ぎの原因に。

 

その為、内蔵に必要以上の負担をかけない為にも、食事前に、自分がどれだけ食べ物を求めているかを体に聞くことが大切だ。
このように、ポーズによって深く呼吸することで、呼吸器や循環器の機能を高めることは、美味しい食事ができるだけでなく、免疫力アップや美肌にも効果があるのだ。

 

リストラティブヨガとは

リストラティブヨガは、体をプロップスでサポートする、いわばアクティブなリラクセーションです。
それによって深い休息と心の平安がもたらされます。
多忙な現代人は慢性的なストレスを抱えています。
その解消手段がリラクセーションです。
私たちには心を鎮めて、深く休息する時間が必要です。

 

ただ、休息と睡眠は違います。
睡眠中には、夢を見たり、筋肉が緊張したりします。

 

リストラティブのポーズでは、動作はなく、頭脳も穏やかです。

支えのある仰向けのポーズ、ストーンヘンジのポーズ(仰向けに寝て、立てたブロックの上にボルスターを置いてふくらはぎを乗せる)、交互の肺呼吸によるシャヴァーサナの3つのポーズをひとつずつ学んでいきます。

 

ポーズの度にプロップスの位置、体位や関節のアラインメントについて細かくアジャストしていきます。
休む時間は1ポーズ約20分。
リンの音が響き、ポーズ終了を告げると、参加者がゆっくりと体を起こしていく。
ヨガは筋肉を伸ばすだけでなく、それによってもたらされた気づきの残余こそが大事なのです。

 

ヨガでプチ更年期を乗り切る

体の軽い不調を感じる女性も多いプチ更年期世代。
私も最近気になる症状の一つでもある、肩こりに悩まされていましたが、ヨガを始めたおかげで血流がアップして体も温まり、肩こりの悩みがほとんどなくなり、体が軽くて爽快になりました。

プチ更年期の症状はライフスタイルと密接な関係があるということが分かってからは得意のヨガでセルフケアを始めています。
ヨガはライフワークとしているので、今後は教える側として、自分はもちろん、生徒さんの体のメンテナンスにもお役に立てそうです。
休日は自然を感じながらのウォーキングをすることでストレス解消にもなり、結構も促進されて脂肪燃焼効果も。
無理なく続けられるので、心も体もリフレッシュして、1日を気持ちよく過ごせます。

 

食事の面では、食べることが好きで外食も多いので、自宅で食事ができるときはできるだけ野菜を摂るようにしたり、炭水化物少なめ、タンパク質多めの食事になるように気を付けています。
体を動かすことが好きなので、ライフワークのヨガでプチ更年期を乗り切ろうと思います。

 

ヨガを通して体の状態を観察する

仕事でも、常に情報を得て、発信する職業だから、いつも頭の中がぎっしり。
自分で選んだ仕事ですが、正直ちょっと大変な時があります。

 

考えることが多すぎて、寝ている時でも起きているような感じなんですよね。
それで子育てもあると、忙しくてつい体のことを忘れちゃう。
あれこれやった後、「あっ」て、体があるのを思い出すくらいなんです。

 

ヨガをすると、普段忘れている体のことを意識できるし、いったんいろんなことを忘れてリセットできる。
だからすごくすっきりします。

 

考え込みすぎると、体も心もぎゅって固まってしまう。
だから三角のポーズなどで胸を広げ、大きく体を解放させてあげるんです。
そうすると、呼吸も深くなり楽になる。
三角のポーズは私が一番好きなポーズで、本当に気持ちよくて、心が晴れる感じがします。

 

胸が閉じちゃうのはクセなんですよね。
子供を抱っこするからっていうのもあるし。
どうしても胸が閉じて、左の肩まわりが硬くなっちゃうんです。
あと、緊張状態が続くと、肩甲骨まわりが硬くなることも。

 

自分がその日どう過ごしたか、どういう思いをしたかは、ヨガを通して体の状態を観察すると気付きやすいですね。
今日は無理をしすぎたなとか、これくらいはまだ余裕だなとか。